チビとは
チビとは、日本で生まれたスタイル化されたキャラクター画の一種です。
人気アニメのグッズなどによく使われています。
このチュートリアルでは、ちびキャラの描き方をご紹介します。
ちびの描き方を知っていれば、一般的なプロポーションのキャラクターに比べて、より簡単にかわいいキャラクターを描くことができるでしょう。
ちびキャラを描くときの注意点
●ちびは大きさや形が揃っている
ちびキャラは、元のデザインの性別や顔の大きさ、身長、体型、年齢などに関係なく、同じくらいの大きさや体形のものが多いです。
つまり、6頭身の女の子と8頭身の男性が、2~3頭身のチビキャラと同じ体型になるということです。
チビを描くポイントを覚えれば、どんなキャラクターでも作ることができます。
●キャラクターを際立たせるポイントを見つける
基本的な体型は同じでも、複数のキャラクターを差別化するための工夫が必要です。
キャラクターの本質的な特徴を強調することで、キャラクターの個性を引き出すことができます。
●バランスを重視する
ちびキャラは2頭身から4頭身までありますが、ここでは2頭身のちびを例にしています。
プロポーションには決まりがなく、ちびの描き方には人それぞれの好みがあります。
チビの描き方を覚えたら、同じ原理を体のプロポーションが少しずつ違うバージョンにも適用することができます。
頭を描く
●頭は円ではなく球体である
ちびキャラの第一歩は頭です。
ちびキャラを描くときは、全体の丸みを重視し、頭は球体であることを忘れないでください。
ちびっこは2Dのスタイリングだと思われがちですが、グッドスマイルカンパニーの「ねんどろいど」に代表されるように、実はアニメのちびっこ人形もたくさんあります。
頭は胴体に比べて丸くて大きい。
…. 実際、どうやって頭を支えているのかわからないくらい大きい!
ちびキャラは、3D空間で考えてみましょう。
奥行き感のあるちびキャラは、より可愛く見えるので、3D空間を意識して描いてみましょう。
●頭を描く(2頭身バージョン)
1. 円を描く
まず、大まかな輪郭を円で描きます。
2. 円に沿って描く
円を中心に頭の輪郭を描きます。
チビが一般的な人間と異なる点は、アゴのラインに鋭利な部分がないことです。 先ほど「丸みを重視する」と言いましたが、チビキャラは丸くて柔らかい部分が多いですからね。
3.ガイドを描く
目と口を配置するためのガイド線を描きます。
先ほど述べたように、頭は球体なので、平らな紙ではなく、球の形に沿ってガイドを描きます。 先に述べたように、頭は球体ですから、平面ではなく、球の形に沿ってガイドを描きます(例として、地球の緯度経度線の曲線を想像してください)。
4.目と口を描く
キャラクターの目と口を描きます。
コミカルな表現のために、目は直線だけで描くこともあります。
口は小さく、鼻は描かなくてもよいでしょう。
5.
6.髪の毛を描く
チビの髪の毛を描きます。
通常のキャラクターに比べて簡略化した髪型にするのが良いでしょう。
これで頭が完成しました。
通常の顔に比べて、できるだけシンプルなラインにしましょう。
ちびキャラを作るときのポイントは、特徴を残しつつ情報を減らすことです。
横顔を描くときには、後頭部の球形を意識してください。
横顔を描くときには、首の位置が少し難しいですね。
●感情は目から
シビは大きな目で自分の特徴や感情を表現します。 キャラクターの目は上を向いているのか、下を向いているのか。
目は最も重要で、表情によって全く違う効果を生み出すことができます。
シビは、コミカルな効果のために特徴を誇張することができるので、表現を極端にすることを恐れてはいけません。
ちっちゃいからこそ、子供らしさが引き出せます。
体を描く
●体を描くときは骨格を無視する
ちびっこの体を描くときは、骨や関節などの決まりごとは無視して、やわらかさを重視します。
もちろん、体の仕組みの基本を知っていることは作画に影響しますが、その原則に厳密に縛られる必要はありません。 頭を支えるには体が小さすぎるので、物理的なルールを無視して描くことができます。
●体を描く
胴体と脚のバランスが1:1であれば、バランスのとれた体になります。
とはいえ、ちびキャラの場合は特にルールを守る必要はありません!
胴体を長くすると、ちびがより可愛く、より人形らしく見えます。
同じ頭身比率でも、足が長いとより大人っぽくなります。
・首
2頭身のキャラクターの場合、首が消えてしまうことがあります。
首を描く場合は、短く細くします。
首を描かなくてもいいように、ちびキャラには不要な部分を省いておきましょう。
ただし、頭と体が正しい位置でつながるようにしましょう。
・肩
肩幅を広く描くと、ゴツゴツした感じになり、かわいらしさがなくなります。
・胴体
普通の大きさの絵であれば、女性の場合は輪郭がはっきりしていると思いますが、ちびキャラの場合はそのような特徴は無視して構いません。
・腕や足
手足が細いと大人っぽくなりすぎるので、関節や筋肉のリアルさを無視して、腕や足を比較的太くします。
足に向かって細くしてもいいですし、太さを一定にしてもいいでしょう。
手足の指を描くかどうかは自由ですが、チビは指を細かく描くとちょっと変な感じになります。 手は親指と4本の指の2つの形に分けるのがおすすめです。
注意点としては、3頭身の場合、2頭身の場合よりも形をはっきりさせることが必要です。
●特徴を生かして強調する
ちびっこが描けるようになったら、次はキャラクターの個性を出していきましょう。
ミニキャラは体の形が同じなので、一見すると見分けがつきません。 では、どうすればキャラクターを見分けることができるのでしょうか。
例えば、メガネをかけていれば、メガネを大きく描く。
例えば、メガネをかけていれば、メガネを大きく描く、髪の毛が長ければ、髪の毛をさらに長くする。
髪の毛を変えることは、多くの場合有効です。
髪の毛の量を増やしたり、重力に負けないようにしたり、キャラクターの髪型をより個性的にしたりすると、キャラクターの印象が変わります。
私のチュートリアルを楽しんでいただけましたか?
最初に述べたように、自分でちびキャラのデザインを覚えれば、同じ体型のキャラをより多く描けるようになります。
同じ体型でも、髪型や目の形、服装などでキャラクターを差別化することができます。
また、ちびキャラは重力を無視することができるので、通常は不可能なポーズを描くことができます。
おまけ:小物の作り方
ZINEやコミックを作るのは結構大変なので、小物作りから始めてみませんか?
今日は、簡単に作れて、ちびキャラが可愛く見えるアクリルキーホルダーの下絵の作り方をご紹介します。
(アクリルスタンドなど他のアクリルグッズもほとんど同じように作ることができます)
アクリルキーホルダーは、印刷業者のテンプレートにもよりますが、通常3つのデータを用意します。
テンプレートを開き、通常は以下の画像を別々のレイヤーに貼り付けます:
・作品
・白塗り
・カット部分
・印刷業者にデータを送ります。
アートワークは、使用するデータを選択します。
上部には、キーホルダーのチェーンを通す穴の位置を記入します。
白の塗りつぶしは、イラストの下地となる色です。
この白の下地がないと、透明なアクリルに直接印刷されるため、色が透けて見えてしまいます。
作成したイラストをそのまま印刷するには、必ず白の塗りつぶしレイヤーを作成してください。 印刷業者はこのレイヤーを白で印刷します。
イラストの下に敷くものなので、形は作品のシルエットになるようにします。
カット部分は、アクリル板をカットする部分です。
このレイヤーは、真っ黒でも構いません。
複雑なカット枠を作ると、キーホルダーメーカーがカットできない可能性があるので避けてください。