クルミやピーカンなどのナッツ類の炎症性の性質に多少の違いがあっても気にすることはありません。 これらの意見は、ナッツ類にはオメガ3系だけでなく、オメガ6系脂肪酸(炎症を引き起こす)も含まれているという事実に基づいています。 ナッツ類を唯一の食品とすることはできませんが、一般的にはナッツ類は健康的な選択です。私は脂肪酸のプロファイルが優れているクルミが好きです。 くるみには、心臓に良いとされる魚のオメガ3系脂肪酸に似たα-リノレン酸(ALA)が多く含まれています。 包装されたクルミを購入された方は、ラベルに「低飽和脂肪・低コレステロールの食事の一環として、カロリー摂取量を増やさずに1日1.5オンスを食べると、冠状動脈性心臓病のリスクを低減する可能性がある」という、FDAが許可した適格健康強調表示が記載されていることにお気づきでしょうか。
体に良いとされるナッツ類の摂取量については、ボストンのブリガム・アンド・ウィメンズ病院とハーバード大学公衆衛生大学院で実施されているNurses’ Health Study(看護師健康調査)が賢明な指針となっています。 86,000人の看護師の健康状態を調査しているこの研究では、週に5オンス以上のナッツを食べている人は、ナッツをほとんど食べない人や全く食べない人に比べて、心臓発作が3分の1少なくなるという結果が出ています。
私は、カシューナッツ、アーモンド、クルミといったお気に入りのナッツを1日に1つかみ程度しか食べませんが、セレンを含むブラジルナッツやピスタチオも好きです。 ピスタチオ1オンスに含まれる食物繊維は、ほうれん草半カップ分より多く、オレンジやりんご1個分と同じ量です。
健康的な食生活の一環として、ナッツをお楽しみください。
健康的な食生活の一環として、様々な種類のナッツを楽しみましょう。塩分や人工調味料を使用した製品は避け、栄養価の違いを気にせずに選ぶようにしましょう。
アンドリュー・ワイル医学博士