SQL Serverでは、LOWER()
関数を使用して、任意の大文字の文字列を小文字に変換することができます。
関数を呼び出す際に引数として文字列を指定するだけで、その文字列は小文字に変換されて返されます。
構文
以下が公式の構文です。
LOWER ( character_expression )
character_expression
は文字またはバイナリ データの式です。 これは、定数、変数、または列のいずれかです。 varcharに暗黙的に変換可能なデータ型でなければなりません。 そうでない場合は、CAST()
の関数を使って変換することができます。
例 1 – 基本的な使い方
以下に LOWER()
の動作例を示します:
SELECT LOWER('POSITIVITY');
結果。
positivity
さらに、元の文字列にすでに小文字が含まれていても、同じ結果が得られます:
SELECT LOWER('Positivity');
結果。
positivity
例2 – データベースの例
ここでは、データベースからデータを返し、それを小文字に変換する例を紹介します。
USE Music;SELECT TOP 5 AlbumName AS Original, LOWER(AlbumName) AS LowercaseFROM Albums;
Result:
Original Lowercase ---------------------- ----------------------Powerslave powerslave Powerage powerage Singing Down the Lane singing down the lane Ziltoid the Omniscient ziltoid the omniscientCasualties of Cool casualties of cool
同じようにUPPER()
を使って、文字列表現を大文字に変換することもできます。