検査を受ける時期になったら、まずプライマリーケアの医師に相談しましょう。 耳に感染症がないか、耳垢がたまっていないかなど、難聴の物理的な原因を調べてくれます。
しかし、外耳道を塞いでいるものがないようであれば、聴覚障害者の資格を持った医師による聴力検査が必要でしょう。
耳鼻科医は、あなたの病歴や聴覚の問題を聞いた上で、耳鏡と呼ばれる光の出る装置で耳の中を覗き、適切な検査ができないようなものがないかどうかを確認します。
最も一般的な検査は純音検査だとDenneny氏は言います。
最も一般的な検査は純音検査で、イヤホンをつけて音を聞き、ビープ音が聞こえたら手を上げるというものです。
これらの検査は、難聴を除外するために有効です。なぜなら、音や雑音は聞こえても、実際の言葉の音は聞こえないからです。
なお、プライマリーケア医の中には、ウィスパーテスト(あなたの後ろに立って小声で話す)やフィンガーラブテスト(あなたの耳の近くで指をこすり合わせる)のいずれかを行うことで、患者が難聴であるかどうかを測ろうとする人もいます。
これらのテストは、Journal of the American Geriatric Societyに掲載された2017年の研究では、難聴の可能性を拾うのにかなり正確でした。 指がこすれる音が聞こえていても、言葉を理解するのに苦労するような微妙な難聴があるかもしれないと、この研究の著者である、サンフランシスコにあるカリフォルニア大学の健康&加齢研究所の非常勤教授であるウィリアム・ストローブリッジ博士、M.P.H.は言います。
そのためには、医師から免許を持った聴覚士を紹介してもらい、聴力をチェックしてもらうことが大切です。
もし聴覚士が、音に反応する脳波を記録するために頭に電極をつける「聴性脳幹反応」や、耳にプローブをあてて音を測定する「耳音響放射」など、より複雑な検査をしたいと言ってきたら、その理由と、その結果によって治療法が変わるかどうかを尋ねてみましょう。
検査の結果、聴力に問題があることがわかり、補聴器を検討している場合は、補聴器購入ガイドをご覧ください。