範囲とは、データセット内の最小値と最大値の差のことです。 Excelでは、関数MINとMAXを使って範囲を計算することができます。
たとえば、セル A1 から A15 にデータがある場合、1 つの数式で範囲を計算することができます:
=MAX(A1:15)-MIN(A1:
式の最初の部分であるMAX(A1:A15)は、データの中で最も高い値を見つけます(上のスクリーンショットでは75)。
2番目の部分であるMIN(A1:15)は、最も低い値(14)を見つけます。
最大値から最小値を引くと、範囲(61)になります。
Calculating Range in Excel VBA
範囲は非常によく必要とされるものなので、Excelに組み込みのRANGE関数がないのは驚きです。
=RANGE(A1:A15)
残念ながら、ExcelにはRANGE関数が組み込まれていません。
しかし、いくつかの基本的なVBAを使えば、それと同じように動作する独自のカスタム関数を作成することができます。
Function Range(Data) ' Calculates range (maximum - minimum) of data Range = Application.WorksheetFunction.Max(Data) _ - Application.WorksheetFunction.Min(Data) End Function
VBAで定義されたこの関数をスプレッドシートで使用して、より簡単に範囲を計算することができます:
=RANGE(A1:A15)
これは、
=MAX(A1:15)-MIN(A1:
注意: 「範囲」はExcelやVBAでは異なる、そして非常に一般的なもの、つまりセルの範囲を意味しますが、VBAでは予約語ではないので、カスタム関数をRANGEと呼ぶことができます。
Calculating Trading Range in Excel
金融市場では、レンジとは、取引日などの特定の期間における最高価格と最低価格(高値と安値)の差のことです。
レンジ = 高 – 低
Excel で OHLC (open-high-low-close) 形式の市場データがある場合は、単に高値を含むセルを取り、そこから安値を含むセルを引きます。
他の多くの市場統計やテクニカル指標とは異なり、終値はレンジの計算には一切入りません。
Calculating Range in ATR Calculator
ATR電卓では、セルK4/L4/M4のドロップダウンボックスで「レンジ」を選択すると、平均レンジを計算できます。
Average True Range (ATR)
Average True Range (ATR)は、レンジのより高度な概念であり、いくつかのタイプの市場に適しています。 従来の(高値-安値)レンジでは、取引セッション自体のボラティリティ(範囲)のみを考慮していましたが、ATRでは夜間のボラティリティ(前日の終値と当日の始値の間に生じる可能性のある価格差)も考慮しています。
ここでは、トゥルー・レンジとATRの計算についての詳しい説明をご覧いただけます。