広告だけでなく、従来の広報活動でもよく語られる指標の一つに「メディアインプレッション」があります。 しかし、インプレッションとは何なのか、なぜそれが重要なのか、必ずしも明確ではありませんし、インプレッションは全く重要ではないと考える人もいます。
メディアインプレッションの定義
インプレッションとは、広義には、コンテンツの一部と視聴者とのあらゆる相互作用を指します。 例えば、ニューヨーク・タイムズの一面を読むと、そのページのすべての記事が1つのインプレッションとしてカウントされます。 高速道路のビルボードを車で通過すると、それも1インプレッションとしてカウントされます。 Facebookでは、ニュースフィードに表示される広告が1つのインプレッションになります。
このように幅広い定義がある中で、インプレッションは何の役にも立たないのでしょうか?
インプレッションは方向性を示す指標だと考えてください。 記事、製品、アイデア、サービスなどを宣伝するために活動しているのに、インプレッション数がゼロであれば、その他のPRやマーケティングの指標も素晴らしいものにはならないでしょう。
Why we dislike media impressions as a metric
インプレッションが悪い評価を受けている理由は、多くの広告やPRの測定努力がインプレッションで止まっていることです。 インプレッションはファネルの一番上に過ぎず、広告のインプレッションが提供されたり、記事が表示されたりした後には、もっと多くのことが起こるのです。 誰かが広告看板の前を通ったからといって、それを覚えているとは限りません。
では、インプレッションの後、論理的に何を測定すべきでしょうか? エンゲージメントです。 誰かが注目してくれましたか? デジタルPRや広告では、これはオフラインよりも簡単に測定できます。 測定基準は、直帰率やページ滞在時間のような単純なものから、オーガニック検索の時間経過やソーシャルメディアのエンゲージメントのような複雑なものまであります。 私たちがしてほしいことをしてくれたのは誰でしょうか? 店舗に足を運び、商品を手に取ることから、記事をクリックしたり、フォームに記入することまで。
メディアの印象は重要です
印象は重要であることを強調することが重要です。 インプレッションは、その後に続くすべての出来事の背景を決めるのに役立ちます。 子供が「昔々」で終わる寝物語に満足しないのと同じように、インプレッションだけが報告される指標に満足するべきではありません。 しかし、「むかしむかし」で始まっていないベッドタイムストーリーは、同じように不完全だと感じられるでしょう。 私たちが行っているアーンドメディア、オウンドメディア、ペイドメディアの測定も、オーディエンスの全体像を把握していなければ、同じように不完全なものになってしまいます。