サメはアメリカのポップカルチャーのアイコンのような存在になっています。 例えば、1975年に公開された大ヒット映画「ジョーズ」(およびその続編3作)や、ディスカバリーチャンネルが毎年開催しているサメをテーマにした番組「シャークウィーク」などが挙げられます。 アメリカ人は明らかにサメに魅了されていますが、サメを食べることについてはどうでしょうか?
The Science of Eating Sharks
FDAとEPAの両方によると、答えは「ノー」です。 最も長生きする海洋動物のひとつであるサメは、一生の間に多くの小魚を消費します。 その結果、サメの肉には有害な金属や化学物質が蓄積され、食べる人を危険にさらすことになるのです。
サメには最も高いレベルの水銀が含まれており、これは協調性の喪失、失明、死につながる毒素です。
高水銀の食品を食べることは誰にとっても有益ではありませんが、特に妊娠中の女性や幼い子供にとっては危険です。
では、なぜ人々はまだフカヒレを食べているのでしょうか
残念なことに、危険性が知られても完全には廃れていません。 フカヒレスープは何百年もの間、中国文化における高級品であり、高い社会的地位とおもてなしの象徴であり続けています。 フカヒレは1kgあたり400ドルで売られていますが、フカヒレスープは70ドルから100ドル程度です。
フカヒレスープは高価なだけでなく、倫理的、環境的なコストもかかっています。
フカヒレの値段が高いため、多くの漁師がサメを捕まえてヒレを切り落とし、海に戻して死なせる「フィニング」と呼ばれる動物虐待行為を行っています。
1億匹以上のサメが水産業によって命を落とし、海洋生物の個体数の減少やフードシステムの不安定化を招いています。
だからこそ、中国に留学した友人がいくらフカヒレスープを食べたと自慢しても、それを信じてはいけないのです。
詳細については、Environmental Defense FundのSeafood Selectorをご覧ください。