画像診断による痛みの治療法

当院では、痛みを治療するためにさまざまなインターベンション治療を行っています。 X線や超音波などの画像診断により、痛みの原因に合わせて治療を行うことができます。 これは、ステロイド注射や温熱療法にも有効です。 これらの低侵襲治療は、ほとんどの場合、当院で行っています。 痛み治療の専門家が、患者さんのニーズに合わせて治療計画を立てます。

硬膜外ステロイド注射は、首、肩、腕、背中の上部や下部、お尻や足に痛みを引き起こす脊髄神経根の炎症を治療するのに役立ちます。 このような痛みは、椎間板ヘルニア、変性椎間板症、関節炎など、多くの疾患が原因となっています。 X線検査では、低用量の持続性コルチコステロイド(強力な消炎鎮痛剤)を痛みの原因に直接注入します。 これにより、炎症が抑えられ、体調が良くなります。 当院では、これらの処置を約5分で行います。

内側枝ブロック/ファセット関節注射は、X線ガイドを使用して行う注射で、背骨の小さな関節(ファセット関節)から生じる痛みの診断と治療に役立ちます。 関節炎を含むこれらの関節の疾患は、頭、首、背中の上部および下部、臀部の痛みの原因となります。

高周波神経焼灼術は、背中や首の痛みの治療に役立ちます。

高周波神経焼灼術は、X線の誘導下で、正確に制御された熱を用いて、痛みの原因となる神経を一時的かつ選択的に無効にするものです。 施術時間は約20分です。

大関節注射は、変形性関節症をはじめとする様々な原因による痛みを和らげます。 コルチコステロイド、局所麻酔薬、ヒアルロン酸(シンビスク、ヒアルガン、オルソビスクなど)などの薬剤を痛みの原因に直接注入します。 正確な位置を確認するために、X線や超音波を使用します。

片頭痛などの頭痛の治療には、後頭神経ブロックが有効です。 局所麻酔薬と少量の副腎皮質ホルモンを後頭部の大後頭神経と小後頭神経の近くに注射します。

背骨の骨折(椎体圧迫骨折など)が原因で痛みが生じている場合には、カイフォプラスティ(バルーンカイフォプラスティ)が有効です。 背中の切開部から小さなバルーンを傷のある場所に通します。 そして、バルーンを膨らませて、損傷した骨を元の位置にゆっくりと戻します。 最後に、セメントを挿入して骨を適切な位置に固定します。

首の痛みやテニス肘などの痛みを和らげるには、超音波ガイド下での筋肉や関節への注射が有効です。

超音波ガイド下での筋肉や関節の注射は、首の痛みやテニス肘などの痛みを和らげるためのもので、皮膚の下にある針を痛みの原因に直接注射します。 この注射には、局所麻酔薬と低用量のステロイドが含まれています。

多血小板血漿(PRP)療法は、あなた自身の血液を使って、痛みを軽減し、靭帯や腱などの軟部組織の損傷の回復を助ける治療法です。 血漿は、赤血球、白血球、血小板を運ぶ血液の一部です。 この治療法では、患者さんの血液を少し採取し、遠心分離機を使って血小板を分離します。 そして、この血小板を、超音波画像を見ながら傷ついた腱や軟骨に注入します。 約6週間後には、機能の改善や痛みの軽減が見られます。

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