この箇所は、聖書全体の中でも、よく引用されている箇所です。 ソロモンは人生に役立つアドバイスをしています。 人間の理解には常に誤りがあります。 正しい選択のように見えても、間違った選択の場合もあります。 しかし、主は大局を見ておられ、私たちにとって何が最善であるかを常に知っておられます。 ここで重要なのは、心を無にしたり、ナイーブになったりすることではありません。 むしろ、自分の限界を認識する必要があります。 私たちが手に負えなくなったからといって、神がコントロールできなくなったわけではありません。 このようにして、私たちは、自分たちの力を発揮することができるのです。
主がモリヤ山で息子のイサクを殺すように命じられたとき、アブラハムはすべてが最善になるとは思えませんでしたが（創世記22:1-2）、心の底から主を信頼しました。 主は、イサクとその子孫との間に契約を結ぶとアブラハムに約束されていたので（創世記17:19）、アブラハムは、必要であれば、主がイサクを死からよみがえらせてくださると信じていました（ヘブル11:17-19）。 モリヤ山で、アブラハムはイサクを祭壇に縛り付け、イサクの胸にナイフを突き刺そうとしたところ、主が介入してイサクの代わりに雄羊を用意してくださいました（創世記22:9-14）。 主は、アブラハムの心からの信頼を裏切ることなく、私たちが心から主を信頼するならば、主は私たちを裏切ることはありません。 私たちの理解が主の御心に追いつくには時間が必要かもしれませんが、最終的には、主がいつも良い方向に働いてくださることがわかるでしょう。